2018.11.9     八王子市にてシロアリ駆除

このごろ11月と思えぬ暖か~~い気温で
日中は半袖で歩いている方も結構見かけます。
この日は八王子駅近くを通って帰ってきましたが
大学生らしき人が なんと 半袖ポロシャツ・短パン・ビーチサンダルでした @@
私などもちょっとした作業でも汗ばむ程度ですが
床下作業を1時間もやった時にはも~汗まみれで 夏じゃないか・・・ !! って感じです。
結構こんな寒暖の差がある時期は体調を崩すこともありますので
皆さんもご注意下さい。

さて今回はホームページを見て頂いた方の問い合わせで
八王子市片倉町のお客様のところへ行ってきました。
現場の調査は先月24日に終えていまして
この日は作業に伺ったのですが
今回はいつもとちょっと違う感じの施工となりました。

今回こちらのお客様は10年位前に玄関にシロアリ被害が発生し
他業者さんで駆除されたそうですが
今回は階段途中に気になる粉がでてきたとのことでご依頼頂きました。

こちらの奥さんが言うには
「何か小さな白いものが穴から出てきた」 とのことでしたので
早速床下を調査したところ蟻道(シロアリの侵入路)は無く
屋外を確認にようと外にでようとしたところ
ご主人が新築時の資料を持ってきて こちらの建物「外張断熱」だとのことです。

ここでちょっと問題が・・・
ご存知の方も多いと思いますが 「外張断熱」を簡単に説明しますと
こちらの建物の場合、コンクリートの基礎の外側にウレタンの断熱材を貼り付け
その上に化粧モリタルを塗ってある状態です。

このように一見 普通のコンクリートの基礎の見えますが

ドリルで穴が簡単に開いてしまいます。

何が問題かと言いますと
基礎と断熱材の間、もしくは断熱材と化粧モルタルの間から
シロアリが上がってきてしまうのです。
しかもその上がりどころが見えないのが厄介なのです。
通常多くの場合 床下では蟻道(シロアリの侵入路)を確認し
被害の箇所、程度などにより処置作業するのですが
このように見えないとなると・・・
適切な方法としては壊すか剥がすかしないといけないことになります。
そうなると見た目の問題もでてきます。

今回は施主さんの意向でやはり見た目を気にされていて
剥がさずに処置して欲しいとのことでしたのでしたので
状況と処置方法をご理解頂き作業となりました。

まず 壁に薬剤を注入したところ
流れ出す薬剤と一緒に土がかなりでてきましたので
蟻が運び込んだ土があると思われます


(写真をとる前に流れ落ちてしまったため写真は少量の土ですが)

そして基礎部分にも注入

なぜ軍手を挟んでいるかと言うと
勢い良く注入してしまうと
表面の化粧モルタルが割れてしまうため
ゆっくり丁寧に作業しなければなりません。

こうして屋外の処置をし
屋内は床下等通常作業をして完了しました。

「外張断熱」・・・
建物にとってはメリットのあることなんでしょうけど
シロアリ対策の観点からするとシロアリの侵入箇所が隠れてしまうため
作業面でちょっと厄介な・・・
なんて言うと建築屋さんに文句言われそうですが(T_T)
うちの取引先でも新築やってる業者さんは多いもので (–;)
(外張断熱を用いているのは2~3社ですが)

しかし今回そもそも
奥さんが階段途中に出たほんの少しの粉を気になされたのがなければ
ここまでのことにはなっていなかったと思います。
10年前にシロアリ被害にあってるのでそれ以降普段から些細なことでも気になると言っておられました。

弊社ではこのように一軒一軒状況に応じた仕事を丁寧にやっておりますので
シロアリ駆除・予防はオネストにお任せ下さい。